ブラックリストに掲載されると、クレジットカードを新たに作ることが出来なかったり、ローンを利用することが出来ないということを聞いたことがあるという人も多いのでないでしょうか。明確に言うと、ブラックリストというものは存在しません。一般的にブラックリストと呼ばれているのは、信用情報機関に情報が登録されている状態のことを指します。信用情報機関に登録される内容としては、氏名や生年月日、クレジットやローンの契約内容、返済状況や支払状況、取引事実に関する情報などがあります。

債務整理を行なった場合にもこの信用情報機関に登録されることになります。クレジットカードを作ったり、ローンを利用する場合には、申し込み後審査を受けることになりますが、この審査の際に信用情報機関の登録内容が参照され、登録されている場合には、審査を通過することが出来ない可能性が高いというわけです。債務整理を行なった場合には、その後一生クレジットカードを作ることが出来ず、ローンを利用することが出来ないというわけではありません。債務整理の種類にもよりますが、一定期間経過すると、その情報は消えますので、新たにクレジットカードを作ることもローンを利用することも可能です。

任意整理の場合には、5年程度、自己破産の場合には10年程度がその期間であると言われていますので、この間は少し不便な思いをする可能性がありますが、ローンやクレジットカードを利用しない生活スタイルを身に付けることが出来ると言えます。